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ときどき写真日和

運は天にまかせる?いえいえ、撮影しなくては...

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流星痕撮影で大変運が良いときは上のようなものに出会うことがあります。1998年しし座流星群で最も明るい流星が残してくれた流星痕が、撮影地からわずか30km離れた場所の上空90-100kmの高層大気中に出現したものです。この場合流星は画面の左(流星の光りはじめ側、以下発光側)から右(消えゆく側、以下消失側)に流れています。痕の色は時間の経過とともに色の変化があり、おおまかに言うと流星痕の出現まもない頃は発光側は青く、消失側はオレンジです。この写真は流星出現18秒後に撮影したものです。出現後30秒あたりを経過すると全体がオレンジ色になります。

 この写真は発光側の青白さを出したいためにトーンカーブとコントラストをいじりました。自分で言うのは何ですが良くないです。画像処理はもっと勉強しなくてはいけません(汗)。

 いつ現れるかわからず、空のどこかで音も立てずに静かに流れる流星とその後に残る流星痕。こんなものがある事を知って欲しいですし、願わくば撮ってみていただければと思います。

Nikon F4s 200mm
by meteortrain | 2006-05-25 22:48 | 流星痕 | Comments(1)
Commented by meteortrain at 2006-05-25 23:04
この写真の出来は今ひとつでした。今までの写真はトーンカーブ等をほとんどいじっていません。慣れない事はするもんじゃないです。